子供たちのかまぼこ工房〜未来への伝承

子供たちにふるさと自慢

 私たちの地域では、高校卒業後は、多くの子供たちが、進学や就職のために、地元を巣立っていきます。そんな中で、「かまぼこってこんな風に作るんよ。」と、将来、そんなふるさと自慢できる子供たちになって欲しい。そんな願いから、地元の子供たちにかまぼこ作りを教えたのが「かまぼこ工房」のはじまりでした。

スタッフも一から勉強

 かまぼこ作りを教えるといっても、普段、工場で使っている機械を使ってのかまぼこ作りを教えるわけにはいきません。家庭でもできるような、すり鉢、すりこぎを使ってのかまぼこづくりです。しかし、そんなつくり方は私たちプロでも初めての経験です。
 しかも、子供たちにきめ細やかに教えるとなると、最低子供4人に対し、ひとりのスタッフが必要です。結局、工場現場の社員をはじめ、事務職の女性も含め約30名のスタッフが、かまぼこづくりを勉強することになりました。

約千人の卒業生

 かまぼこ工房は、年に一回だけの行事ですが、平成元年より始め、延べ生徒数は千人を超えました。普段、目にしない魚をおそるおそる触りながら、また使ったこともない包丁や、すり鉢、すりこぎに悪戦苦闘しながらも、最後に出来上がったかまぼこを口にした時、子供たちは皆、満面の笑みを浮かべ、美味しいと叫びます。ものを創る事の喜びの原点はここにあるんだなと、いつも感じさせられています。
 旅立った子供たちが、あちこちでふるさと自慢をしてくれることを、そして 再び故郷に戻って私たち一緒にかまぼこ作りを伝えてくれることを願って、これからもかまぼこ工房の活動を続けていきたいと思ってます。

かまぼこ工房は、毎年7月の第4週の中頃、実施しています。参加は無料ですが、小学校3年、4年生を対象としています。(大人の同伴不可)なお、毎年の募集要項はこのHPやちらし広告等で7月の初め頃、お知らせしております。詳しくは、こちらよりお問合せください。(留美)


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