「美味しさの角にも福来る。」
笑いの効用が注目されています。「笑う角には福来る」、笑うことによって、健康的になったり、ちょっとした人間関係のいざこざが改善したりします。
美味しさも、笑いのようなものだと思います。食べ物に含まれる、様々な成分のそれぞれの効用もさることながら、それらが組み合わさって創られた美味しさは、また別の次元の効用があるような気がします。「美味しさの角にも福来る。」です。
美味しさはデジタル化できるか?
歌手が得点の出るカラオケで自分の歌を歌ったら、低い点数しか出なかったという笑い話があります。ずっと先の未来の事はわかりませんが、機械のデジタル評価では、本物の歌は未だ理解不能というところでしょう。ましてや機械で人を感動させるような歌は歌えません。例えそんな技術が開発されても、お手本にはやっぱり人が必要です。「美味しさ」も歌の世界と同様に、まだアナログの世界にあるように思います。
五感の総動員
かまぼこを作る大事な工程のひとつに、塩ずり工程があります。原料の魚肉に塩を加えながら、うすでゆっくりと練り上げる作業ですが、職人はその時、手触りで、色つやや粘りを確認しながら仕上げていきます。どの工程でも同じですが、数値だけでなく、最終的には、人の五感を総動員することによって最終チェックされます。
そして、そういうチェックが確実にできて、初めて一人前の職人といえます。もちろん、一朝一夕で身につくものでありませんが、美味しさを維持し、また創造していくためにも、時間をかけ、職人を育成していきたいと思っています。
毎年2月に、かまぼこ技能検定という国家試験があります。内容は、学科試験プラスかまぼこの味利きや包丁を使ったかまぼこの手付け等の技術が試されます。直接、仕事に直結するわけではありませんが、大留では毎年数名の社員が受験しています。[平成17年現在、1級取得者7名、2級取得者2名](留三)
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