■阿武 庸子 <あんの ようこ>
ながと近松実験劇場
◇出身
豊浦郡豊浦町
◇生年月日

S48.6.19

◇血液型
O型
◇趣味
吹奏楽、実験劇場
◇好きな色
緑色
◇好きな芸能人
夏目雅子


○今日の本題の「ながと近松実験劇場」(以下実験劇場)の他に、吹奏楽が趣味だそうですね?

はい。「オーボエ」という楽器を7、8年やっています。

○「オーボエ」ってどんな楽器なんですか?

木管楽器ですね。吹奏楽には木管楽器と金管楽器があります。私は元々トロンボーンをやってたんですけど、ちょっとした事情でオーボエになったんです。リードが1枚のクラリネットとは違って、オーボエは2枚リードといって、吹くところが割り箸を薄く切ったのが2枚あるという感じですね。

○それは吹き易いのですか?

とっても吹きにくいですね。「白鳥の湖」のメロディーの部分がオーボエなんですよ。

○所属されている吹奏楽団はどんな活動をされてるんですか?

私は豊北吹奏楽団に入っていますが、一番大きな活動がこの度5月30日に30回記念の定期演奏会があるんですよ。普段は4月の終わりなんですが…

今は仕事の都合であまり行けないんですが、木・土・日に練習できるようになっています。



○そちらの方もぜひがんばって下さい。それではもう1つの趣味の実験劇場について聞きたいと思います。今回は8回目ということですが、何回目から参加されてるんですか?

1回目から出させてもらってます。今回が8回目ですけど、実はもう1つ別バージョンで2001年に下関でやっているので、公演自体は9回目なんです。

○では最初に入られたきっかけを教えてもらえますか?

すごく皆さんにはごめんなさいって感じなんですけど…最初はあまり出るつもりはなかったんですよ(笑)。吹奏楽団の方で本番を控えてたので、1回オーディションを受けてすごい緊張感を味わっておけば、吹奏楽も大丈夫じゃないかなと思ったんです。
だから吹奏楽団の練習が終わって間に合うようだったら行くけど、間に合わなかったら別にいいやというつもりだったんです。

○1回目から毎回オーディションされてるんですか?

1回目から参加しているので、2回目以降は受けてないんです。オーディションは随時募集中ですね。

1回目に出て、自分があまり上手に出来なくて反省点がたくさんありました。2回目はもうちょっとがんばろうと思って出演している内に、8回目まで出ることになってしまいました。

○実験劇場の活動内容を簡単に説明して下さい。

当初は年に2本公演で5ヵ年計画だったんですよ。演出家の先生が、青年座の高木達先生と鈴木正光先生のお二人が交代でやっていただくという形です。去年から年1本公演になってしまったので5ヵ年計画ではなくなったんですけど…

近松門左衛門のあまり知られてない作品を10本ほど世に出そうという感じです。たくさんの作品がありますが、メジャーな作品ではなくて、1回しか上演されたことのないものや埋もれた名作を、「現代劇」として「現代語」で「原作」に忠実にという『3G』で作られています。それが実験劇場の趣旨でしょうか。

 
◆日時/6月12日(土)
      作品解説18:00 開演18:40(開場17:30)
      6月13日(日)
     作品解説13:00 開演13:40(開場12:30)

◆入場料
(全席自由)
<一般>1,500円 <高校生以下500円> <ペア2,000円>

◇原作/近松門左衛門
◇脚本・演出/高木 達(劇団青年座)
◇監修/鳥越文蔵(ルネッサながと館長)
     /渡邊 保(ルネッサながと芸術監督)
◇主催/(財)ながと広域財団・近松祭in長門実行委員会
◇共催/長門市・長門市教育委員会
◇後援/山口市・長門文化協会
◆あらすじ
斯波ノ左衛門の家来・藤内太郎は将軍から預かった名笛を暴漢の為に折られる。 一方、太郎の許婚・奥女中の中川は、将軍家の印判を騙し取った赤沼入道を咎め た為に雪中で凍死させられていた。雪女となって太郎に赤沼入道の謀反を知らせる 中川。斯波ノ左衛門は将軍義教公に進言するが、かえって怒りに触れてしまう。 こうして、中心・斯波ノ左衛門と義教公を仲違いさせ、その隙に将軍になる赤沼入道 の謀反は成就するかに見えたが……渦巻く陰謀に翻弄される五人兄弟と恋人達。 楽器の名手・五人兄弟の演奏にのせて歌い踊る痛快時代劇ミュージカル!



○思い出に残っている作品とか、面白いエピソードなどがあれば教えてもらえますか?

大阪のNHKホールで全国放送をしたことがあったんですよ。それがもう一昨年になりますね。こちらで10月に公演してその1週間後ぐらいにやらさせて頂きました。

それはさすがに緊張しましたね。緊張しすぎて本番直後に鼻血が出ましたからね(笑)。
演出の方にもすごい気合いが入ってたんですよ。セットも普段と違ったし、衣装もほとんどオーダーメイドで、青年座の衣装部の方が来られて採寸して個人個人のイメージに合わせて作ったんです。

○今回の作品をわかりやすく説明するとどういうお話なんですか?

楽器の名手といわれる5人兄弟が中心になって、お家騒動にまつわる話そして兄弟の愛情の話になっています。敵味方に別れた兄弟が、最後は5人で結束して主君の為に戦って、悪を討ち滅ぼすっていう話になっています。

○それが現代風の劇になるんですよね?どういう風になるんですか?

今回の高木先生の場合は、全部現代語に直すことが多かったんです。しかし今回は、所々歌の歌詞だとか台詞の中にも、近松が使ってた言葉を忠実に残しているところがあるみたいなんですよ。なおかつ現代劇にアレンジしてあるというか…
踊りや太鼓などが出てきますが、ちょっと和風っぽいジャズみたいな感じでしょうか。

わかりやすい現代劇なので、肩ひじはらずに見て頂けるのではないかと思います。言葉も分かりやすいですしね。

○今回の役柄っていうのはどういうのなんですか?

私は一応メインの役が「琵琶の君」っていう綺麗なお姫さまの役なんですけど、どんなお姫さまかというと言ってしまうと面白くないんで…(笑)。今回は「こんなことされるのか」というような大冒険があります。なぜか露出系が多いので…(笑)。

○みどころ満載の役ということですか?

パッと出てパッとひっこみますけどね(笑)。



◇5月14日のダンスレッスンより


○今の進行状況はどうなってるんですか?

今は自主練習が週2回リハーサル室でやっているのと、2回程ダンスの振り付けのレッスンがありました。だからお芝居の方の役づくりとかは、まだ演出家の人の指導を受けてないんですよ。直前になると2週間集中練習が入りますね。

○ということはまだ全体像みたいなのは見えてないんですね?楽しみですね。

そうですね。2週間すごく充実するので、忙しいですけど楽しみですね。

個人的には去年からやっと開き直って、思いきって芝居をしようと思い始めたので、どのくらい開き直ったかを見てほしいですね。こんなもんかと言われないように頑張ろうと思います。

○10回公演まであと2回ありますけど当然でるつもりなんですか?

そのつもりです。今のところの目標ですね。

○劇というのはどういう存在なんですか?

今まで知らなかった人生の楽しみみたいな存在ですかね。
自分の中でこれは無理じゃないかなとか恥ずかしくてできないとかを、崩していくみたいな意識を持ち始めたので、いい意味で自分を解放できたという感じですかね。実験劇場に入って自分自身随分変わったと思います。

○最後に…阿武さんにとって長門の一番LOVEなところは?

私は実験劇場を通して長門に根付いたようなものだと思います。それを通じてここに集まってくる人と仲良くなったというのがありますので。

だから人との出会いを提供してくれたのが実験劇場であり、こういう場もあったということですかね。長門にきて私の人生が前向きになったようなところがたくさんありますね。ここが一番合ってるんだと思います。


++ あとがき ++

お会いした時はとてもパワフルなイメージを持ちましたが、お話をしていく内にシャイな一面を垣間見たような気がします。大きな舞台の真ん中で、一生懸命セリフの練習をされている姿に、劇という新しく出会った楽しみを満喫されている感じを受けました。今回の公演を楽しみにしております。

取材日/2004年5月19日

写真/光田写真館
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