■中嶋 和彦<なかしま かずひこ>
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長門ノーサイドクラブメンバー
◇出身
油谷町
◇生年月日
S46.2.9
◇血液型
A型
◇好きな芸能人
伊東美咲、原田知世(中学生時)
◇好きな色
グリーン
◇自分の長所
良くも悪くもまじめ
◇自分の短所
人見知りすること


■高校に入学されてからラグビーを始められたそうですね?

そうです。とにかくスクールウォーズ世代なんです(笑)。中学校2年ぐらいの時、あまり意識はしてなかったんやけど、大津高がベスト4に入った時の試合を友達と見てて…やっぱ何かしたいなと思って、友達もラグビーやるって言うからね。じゃあ、やって見ようかっていう感じで入ったら、どっぷりそれにはまってしまった…

ポジションはどこだったんですか?

フランカーです。

2年生の時は2回戦敗退やったね〜。せっかく、シードされたんやけど、大阪のチームに負けてしまって悔しい思いしたんよ。

当時の中村先生っていうのがカリスマ先生だったんですが、監督を辞められてしまったんです。その時のメンバーは個性が強いから、もうバラバラでした。

今の仕事の布石があるのかもしんないけど、人をまとめる方の仕事を覚えたのかもしれません。人と接するのが苦手やったんやけど、人の話を聞いてうまく結び付けるって言うのは、その時に身に付いたのかも知れない。

3年生の時はキャプテンだったんですよね?

そうです。キャプテンっていうけど「キャプテンあれやっちょって!」「なんしよるん、キャプテン!」って言われながらですよ(笑)。友達が言ってくれた言葉に救われたんやけど「プレーとしては、全然期待してない。でも、お前がおらんかったら今のチームはまとまらんかった。」って…それはとってありがたかったですね。

高校時代の一番の思い出とは?

やっぱりラグビーの3年間であり、結果かもしれないけど全国大会に出場できたことっていうのは、自分の中で財産ですね。だからいろんな意味で、未だにそれがあるから今があるって思います。ラグビーというスポーツだけじゃなくて、社会人のための勉強みたいな場やったかなっていう…


卒業されて大学でもラグビーをされてたんですか?

それがやってないんですよ… 自分の中でラグビーは完全燃焼やったですよ。実際体格的には大きい方ではあったけど、大学でやるにはコマイって自分で分かったから…ただ何かスポーツはしたいと思ってて、格闘技をやりたいっていうのがあってね。

その当時まだ有名じゃなかったK1の正道会館に入りたいなぁって思ってました。そしたら駅前に小さなボクシングジムがあってウロウロしよったら、そこのおじいさんみたいな会長さんが「見学?」って言ってくれちゃったんです。「見ていきなよ」って言われて、それからズルズルと4年間…

■ボクシングですか…プロを目指そうとかは思わなかったのですか?

ないでね。ただ単に格闘技をやりたいって思ってた。だからずっと練習生でもいいやと思ってたけど、プロになる人らのパンチも受けてみたいとは思いよったんです。サンドバッグもいい音させたり、シャドーボクシングとかパンチングボールも一丁前に出来るようにはなったんですよ。

大学4年の時に会長さんが、「一回ちょっと本気でやってみんか」って言われてね。ということは「プロになれってことですか」って聞いたら「トライしてみてくれんか」って言われて、俺も記念みたいな感じでやってみようと思って…10キロ減量って命令されて、当時の体重67キロから58キロまで落とせって言われたんですよ。

■それはちょっときついですね…


3ヶ月間まじめにやって、結局プロテスト受けたんやけど、まぁそんなに甘くなくてね。1ラウンドやってボコボコになって、2ラウンド目に打ち合いになって、俺がええパンチもらってガクッてなって「はい!終わり!」ってストップ。その時の体が無駄なものがなくて、サウナとか入って減量したんやけど、自分の腹筋を見たらもう皮しかないんよ。薄い皮一枚に血管が浮き出てて、それを見たときに俺すごいと思った(笑)。



■卒業後の進路はどうしようと?


大学の時、教員免許もきちんと取っておこうと思って、高校商業の免許を取りました。でもその当時、教員になるのは非常に厳しかったんよね。東京でも就職ひとつ決まっちょったりしたんやけど…でも自分としては、こっちに帰りたいなってと思いよったんですね。

その時に高校時代からお世話になってる人に「こっちに帰ってやってみんか」っていう話になって、こっちから「よろしくお願いします」とお願いして、今のグリーンスポーツに決まりました。

■それでまたラグビーをやることに…

それなんよ〜。先輩が「長門ノーサイドクラブ」でやりよっちゃって、「やれ!」って…体重がもう62、3キロやったんよね。「またかよっ!」って感じやったけど、やっぱりスポーツに携わりたかったから…

■その当時の長門ノーサイドクラブはどういう感じでしたか?

県下でも常にナンバー1でしたね。大津高OB・水産高OB・美祢工OBの方とか、すごい人が集まっちょって、そん中でやらせてもらったから・・・かといって厳しいばっかりじゃなくて、ほとんど楽しいことばっかり。夏はビーチタッチフットっていって、砂場でやるタックルのないラグビーをやったりね。これがまた楽しくて!その後の飲みがやっぱ楽しい♪

ラグビーの方は関西クラブ選手権や10人制の西日本大会など、毎年県の代表でしたね。その関西クラブ選手権っていうのは必ず優勝を狙うようなチームだったから…今もトップなんやけど、なかなか今は人が集まらなくて。

■中嶋さんが入られた時のメンバーと今は違いますか?

自分がプレイングマネージャーで、監督兼みたい感じです。今はどっちかっていうと一番上かな…メンバーも随分変わりましたね。人と接するのが苦手やったんで、入ったときは先輩たちもわからない人ばっかりでね。今のメンバーはその時とは随分変わりました。

■週にどれくらいの練習ですか?

できて週1かな…水曜日とか土曜日とか。

■メンバーはどれぐらいおられるのですか?

登録は40人ぐらいおるんやけど、動けるのが半分かな。責任ある仕事についてくるとなかなか出られない人が多くて…土日休みっていうところも少なくなりましたしね。だから大会もなかなか集まらなくて…ちょっとラグビーがマイナーなスポーツになってるし、ラグビーに限らずスポーツ離れが起きてますね。

■今、人気のスポーツは集中してますからね…

どんなスポーツでもいいから、スポーツをやって欲しいなって思います。スポーツをすることによって発散出来るから!自分も仕事が忙しくなると、体を動かしたいっていつも思いますね。

■先日、高校の県予選がありましたが…

今大津高ラグビー部は1年生が4人出る様な状態。本当にメンバーが少なくなってる…その中であれだけのレベルを保てるってのはすごいなって思います。僕らの頃で1年生が出るって、まずありえんかった。1年が3年にスクラムでぶつかるのは怖いですよ。

体重110、130の3年生と、60、70ないくらいの1年生との2年間の体格の差って大きいです。体も出来てないし、自分の頃やったらまず考えられんかった。そん中で彼らは、気持ちをふり絞って戦う姿勢で向かっていきました。今回は10対17で残念な結果に終わったけど、すごいいい試合をだったと思います。1年からこんなに出来るのかっていうのを見せてもらいました。


■後輩に対して何かメッセージをお願いします。

ラグビーだけじゃなくて、ラグビーから何を得るかということですね。例えばしゃべり方とか敬語とかであったり、メンバーの中の対人関係であったり、また学校の勉強のストレス発散としてのスポーツであったり…限られた時間の中でがんばってほしい。

ただ単にラグビー・スポーツっていうわけじゃなくて、あくまでも中学・高校のクラブ活動って、社会に出るための勉強の場だから、その部分を考えてやって欲しいなと思います。自分らもそこまで考えてなかったけど、すごく大きい3年間やったしあとで振り返るとそうやったなって思う。今回は負けであったかもしれないけど、やってきたことは絶対間違ってない。それは、自信を持ってほしいなって思う。


■ラグビーの魅力とは?

15のポジションがあって、それをうまく機能させるための目に見えん部分がとても面白いですね。だから未だにやめられんです。体がボロボロになっても携わりたいなって思う。

自分の中では生き方のひとつなんです。色んな人間がおる中で、15人一つのチームとして機能させて、それを同じ目標に向かわせる。その中で確執もぶつかりあうこともあるやろうし、助け合う時もある。まさに人として生きていく中での小社会。それを勉強させてもらった場だと僕は思います。

■中嶋さんにとってLOVEな長門は何ですか?


東京におって、4年したらとにかく帰ろうと思ってたんです。東京はやっぱり、暮らすところじゃない。ここは地域性の心地良さみたいな…僕的にはピッタリですね。時間の流れであったり、ペースだったり、こういった緑も…。田舎なんやけど、でもそのペースっていうのがすごい心地いいんですね。そんな中で暮らしていけるっていうのはすごい幸せなこと。どんなに便利になっても、そういう風な流れはこのままであってほしいなって…。

仕事にしてもスポーツにしても自分に出来ることで、少しでも魅力ある街に貢献出来たらと思います。不器用だからそういうのが苦手なんやけど、ラグビーであったりスポーツであったり、そういう部分で何か自分のできる範囲で活かせればいいなと・・・


++ あとがき ++

まさにスポーツをするために生まれてきた方でした。人としゃべることが苦手がということでしたが、とてもそんな印象はありませんね。昔のボクシングの話は相当に面白く、時間があればもっと聞けたのかもしれません…もっと詳しい話をお聞きになりたい方は、フジ長門店の「グリーンスポーツ」まで♪

■中嶋さんが所属されている「長門ノーサイドクラブ」のHPはこちらをご覧ください。
http://www.geocities.jp/nagato_no_side_club/

ロケ地/俵山多目的グランド
取材日/2004年11月24日

写真/光田写真館
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