■その昔、北浦の海は冬になると、多くの船が鯨を捕まえていた。鯨で栄えていたのがこの北浦地区で、『長州捕鯨』と呼ばれていた。長州捕鯨は通浦を中心にして、瀬戸崎(現仙崎)、川尻などでその港は鯨によって大変栄えていた。
浦人たちは、犠牲となった鯨たちへの感謝や憐れみの情を忘れることはなかった。鯨墓を建立し、位牌や過去帖を祀り、毎年鯨法要を行う。海に生き、鯨によって生かされてきた人々が残した伝統は、捕鯨が過去のものとなった今も、数々の旧跡とともに静かに受け継がれている。
 
■1993年(平成5年)鯨墓のたもとにこの『くじら資料館』がオープンしました。鯨と生きた漁師の写真や古式捕鯨の道具、鯨唄に使われた太鼓などが展示されています。捕鯨に使用した道具とその歴史的資料を見るだけではなく、通に暮らす人々と鯨との深い関わりも見ることができます。

■長門の捕鯨用具(重要有形民俗文化財)
指定の用具は、通・瀬戸崎鯨組のもので、次の分類となっている。
◇捕鯨用具
銛、剣、手形包丁など
34点
◇解体用具
捌包丁、骨鋸、鈎など
33点
◇加工用具
締桶、樽、火鈎など
9点
◇船用具
網鋼、魯、恵美須板など
17点
◇仕事着
どんだ、綿子など
11点
◇その他
締太鼓、捕鯨鑑札など
36点

■施設概要
 
くじら資料館
所在地
山口県長門市通671-17
開館時間
9:00〜16:30
休館日
毎週火曜日
(年末年始は12/29〜1/3まで休館)
入館料
(18歳以上)200円
(6歳〜18歳未満)100円
問い合わせ

■くじら資料館
<住所>山口県長門市通671-17
<TEL>(0837)-28-0756
■長門市水産課
<住所>山口県長門市東深川1339-2
<TEL>(0837)23-1145


■アクセス


■館内案内図






■フォトライブラリー

■1階ロビー
右手に受付。玄関を入って正面には、くじら祭りでの古式捕鯨再現の大きな写真。

■2階展示室正面
薄いブルーのライトで、海をイメージした館内になっている。

■展示室(1)
<通浦と捕鯨〜捕鯨用具〜>銛などの捕鯨用具や仕事着を展示。

■展示室(2)
<船用具その他>捕鯨に使われた船の用具など。左には「鯨唄」に関する資料。

■展示室(3)
<入口右手>昔の通の写真。鯨と共に生きてきた人たちがここにはいます。

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